看護学生のための
キャリア支援プログラムとは?
自分の将来のキャリア選択について学び、
自分が興味のある分野で活躍する現役看護職の方にお話を伺うことで、看護職の資格を得てからどのように働きたいか/生きたいかを考えるために必要な情報や機会を提供します。
具体的には、講義やワークショップを通じて働き方について考えていきます。その後、自分の興味のある看護職の方にオンラインで取材をし、インタビュー記事を作成するというものです。
なぜやるの?
日本で看護師さんの離職が多いことは、皆さんご存知でしょうか。
そして、なぜ多くの看護師さんが離職するのか調べたことはありますか?
離職の理由には、結婚や出産、子育てなどから、職場の人間関係、休暇が取れない…などの環境的な要因が多くあります。(もちろん、本人の体調不良や他施設への興味などの理由もあります。)
ところが環境要因が多いということは、誰もがやむを得ず離職する可能性を秘めているということ。職場の人間関係や労働環境は変えにくいですよね。
このように様々な理由での離職や転職が多い業界でも、いきいきとやりがいを持って働いていくにはどうしたらよいのでしょうか。
私は、定期的に自分で自分の人生を俯瞰的にみて、軌道修正できる力があれば、いきいき働けるのではないかと考えています。
資格を得ることがゴールになりがちな学部だからこそ、
資格を得た先のキャリアについて考えるきっかけづくりをすることで、
ライフスタイルの変化に合わせて自分で活躍の場を選ぶことができる看護師のたまごを増やすことができるのではないでしょうか。
このような考えから、今回のプロジェクトが生まれました。
カリキュラム
インプットから、実践、まとめの三段階で構成されています。
インプット編は全5回、実践編は全2回、あとは個人のペースで進めます。
1)インプット編(8〜9月)
看護業界での働き方の変化や、働くとは何か?、看護業界におけるキャリア形成などについて、ワークショップや講義を通して学んでいきます。
*運営の都合により内容が前後することがあります。各回60分〜90分程度
DAY1:オリエンテーション(30分程度)
DAY2:心理学を用いたストレスマネジメントと自己理解(全4回のうち都合のつく日に参加)
DAY3:看護職のキャリア形成って?
DAY4:働くとは何かを考える(9月5日)
DAY5:自己分析のワークショップ(9月11日)
2)実践編(9月〜)
現役の看護師さんや、先輩看護学生さんとの1対1のメンタリングを通じて、自分の興味の方向性を整理していき、取材先を絞ります。
オンラインでの取材の仕方・アポ取りについて簡単なレクチャーを受けたら、実際にインタビューをしてもらいます。
#1:取材の流れと、マナーについて
#2:個人メンタリング(1回以上、個人とメンターの都合に合わせて実施)
3)まとめ(〜12月)
インタビュー内容や自分自身の学び・気づきを言語化します(記事を作成します)。
自分が資格を得てから、どんな看護師になりたいか、どんな場所で成長していきたいかを考える機会とします。
*個々のスケジュールに合わせて進めていきます。
インタビュー記事例
*記事は看たまノートにて発信する予定。
*また、記事を再編成してフリーペーパーを作成します。
プログラムの特徴
・現役看護師さんとじっくり話す機会が得られる
・学校では学べない、看護職のいろいろな働き方を知ることができる
・就職活動やその後の将来に役立つキャリアについての考え方を知ることができる
要項
応募資格
岐阜大学医学部看護学科に所属する学生
参加費
無料(原則オンラインで進めます)
定員
5名程度
応募方法
「応募フォーム」に必要事項を入力し、ご応募ください。
応募締め切り
2020年8月16日(日曜日)23:59まで
講師陣・メンター紹介
*講師*
田中 勲(たなか・いさお)氏
1984年5月4日生まれ。岐阜大学工学部社会基盤工学科卒。
2009年-2011年は青年海外協力隊としてボリビアへ派遣され、現地市役所に所属しサッカー教室の運営・独立化に携わる。2012年11月よりG-net職員に。 現在は副代表理事として、キャリアコーディネーターとしてセミナーやキャリア面談を実施しつつ、地域企業向けに社外人事部として採用戦略の設計や若者との接点づくり、イベントを通じた採用力アップなどに関わっている。
今回のプログラムではインプット編DAY4を担当。
川邊祐詩(かわべ・ゆうし)氏
今回のプログラムではインプット編DAY5を担当。
*社会人メンター*
guniさん
沖縄出身のguniさん。医療・ヘルスケアの業界に携わっており、現在はキャピタルメディカ(CM)グループで病院経営やヘルスケアベンチャーの支援を行う。
女性のキャリア支援や新卒・中途採用の支援に関わっていた経験から、今回は社会人メンターとして学生のメンタリングを担当。 Twitterはこちら
マキさん
神奈川県出身。看護師として大学病院や総合病院のICUで勤務後、産業保健師へ転職。現在は保健師として企業で仕事をしています。個人的に医療・看護現場の組織開発や個別支援に興味があり、コーチングやキャリアカウンセリングにも携わっています。 Twitterはこちら
成瀬健一さん
「医療従事者の笑顔が溢れる社会」を目指し”キャリア”を軸にした看護師オンラインコミュニティのArchNurseや看護師専門のキャリアメンターサービスNurselfを展開。10年以上、医療従事者の転職支援に関わる中で見えてきたキャリアの課題を解決する為に国家資格キャリアコンサルタントを取得。日本で働く人の笑顔が増えるように、あるべき医療従事者の雇用流動化を目指して邁進中。
Twitterはこちら
*学生・社会人メンターをまだまだ募集中*ご協力ありがとうございました!募集を締め切りました(9月15日更新)
サイト内お問い合わせフォームよりご連絡ください。
学生支援プロジェクト事業って?
岐阜大学の学生が創造する学生のための自主的活動を支援するプロジェクトで、正式には「基盤的能力を育成する学生支援プロジェクト事業」といいます。
大学からの活動資金の援助を受け、岐阜大学生を対象とした事業を展開していきます。
\ご応募お待ちしております/
うちの大学ではキャリアについて考える授業がないので、自分でプログラムを作ることにした。
— 看たまノート (@kantama_note) July 10, 2020
最初の「やってよかった!」という事例を生むことが一番重要で大変。
でもそれができれば、初年次の週一コマの担当指導教員にお任せの時間をいくつか奪い取れるかもしれない。
ハイジャックしてやる…🌚
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