看護学生向けオンラインイベント!
7月23日(木)に開催された「第5回・看護師さんのぶっちゃけトーーク」の内容を少しだけご紹介します^^
今回ゲストとしてお越しいただいたのは、各領域の経験をお持ちの看護師さん。
・あさね坊さん
・きみぞうさん
・きゃしゃんさん
・しょうちゃんさん
・しんえもんさん
・関口さん (50音順)
今回もzoom上での開催でしたが、もはや東海圏よりも他の地域の方に多くお集まりいただきました。もっと東海圏頑張ります、ありがとうございます!
今回のレポートはこんな人におすすめ!
✔︎どんな科で働きたいか、あまりイメージがつかない人
✔︎訪問看護の特徴や学べるスキルを知りたい人
✔︎実習中では聞けないようなぶっちゃけた話を聞きたい人
✔︎イベントに参加できなかった人
✔︎イベントの復習をしたい人
・
・仕事内容、看護の特徴
・オススメするところ、大変なところ
・在宅領域といえばこのスキル!
・こんな子にオススメ
訪問看護ステーション
仕事内容・看護の特徴
自宅や施設で暮らしている方々のもとへ訪問し、心身のケアを行う。
対象年齢は0歳〜100歳以上までと幅広く、対象疾患もがんや非がん(心不全や腎不全など)、神経難病、産婦人科、精神など、多岐にわたる。
おススメするところ・大変なところ
◯自分の裁量で何でも提案できて形にできる。
◯忖度なしに意見を言い合える。
◯回復していく過程がみれるし、最期まで家族とも関われる
◯広く深く学ぶことができ、総合力が上がる。
◯生活リズムの整った働き方が出来る(夜勤の肌荒れ心配なし)
△都市部以外だと車の運転が必要だったり、小さな訪問看護ステーションだと教育体制の不備があったりする。
△電話当番があって呼び出しがあることも。
*もちろん、裁量などはステーションによります!!!
施設内訪問看護
きみぞうさんは、施設の中にある訪問看護ステーションに勤務する形で、入居者の方のケアを行っています。
そんな働き方もあるんですね!
仕事内容・看護の特徴
・訪問看護
特定疾患、がん末期、医療機器使用者、精神疾患など医師からの訪問指示がある入居者に対し、看護計画を立案し、計画に基づいた看護を行う。
・異常・急変時の対応
入居者が体調不良や急変した際には、訪問指示がなくても施設サービスとして対応する。必要時、医師へ連絡し、往診依頼したり口頭指示に従い、医療行為を行ったり救急搬送したりする。
・その他生活を維持するために必要な看護をする
経管栄養や吸痰など定期的に必要な看護は、施設サービスとして常時提供する。
オススメするところ・大変なところ
◯施設内にいるので、季節や天候に影響を受けない、快適な環境。◯訪問看護と言っても外に行く移動はなく、免許や車がなくてもOK。事故や渋滞の心配も必要ない。
◯介護士さんとの分業なので、介護業務はほとんどなく、体力的に楽。
◯夜勤は看護師1人なので、自分のペースで仕事ができる。
△夜勤の急変時は、自分1人で判断して介護士に指示したり、医師に連絡しなくてはいけない。
看護技術に関しては、基本的な技術は全て必要です!
デイサービス
仕事内容・看護の特徴
・バイタルサイン測定
・入浴後の処置(褥瘡や表皮剥離など)
・内服薬管理・経管栄養
・利用者家族スタッフへの指導
・急変時の対応など
オススメするところ・大変なところ
◯処置や介助、機能訓練の時間にゆっくりと話しを聴ける事。
◯行事や外出で笑顔が見られる。
△デイの規模によって看護師が自分1人しか居ない事もあるので、医療者と振り返りの機会が限られる。
多機関多職種と連携・協働するので、名刺交換や電話対応、会議出席、取りまとめる力など病院では身につきにくいスキルがあると思います。
参加者の方からの質問など
イベント中の質問やイベント後のアンケートで、看護師さんに聞けばよかった!という質問をご紹介。聞き逃した!という質問に関しては、こちらでお返事をさせていただきます。
Q.訪問看護のお仕事をする中で、どのような時にやりがいを感じますか?
利用者さんやご家族に、「お話できて楽しかったー!また来てね!」や、「安心した」と言われた時や、「実はね…」と不安や不満を打ち明けられた時は、特にやりがいを感じます。
訪問看護をやる上で、利用者さんやご家族との信頼関係は特に重要です。手技が出来ることはもちろんですが、コミュニケーションの技術なども、工夫が必要です。
日々、どうしたら利用者さんにとって良い訪問になるかを考えているので、訪問を喜んでもらえたり、打ち明け話などをしてもらえると、信頼してもらえてるかな?と、少し自信にも繋がり、やりがいを感じます。
Q.関口さんはなぜ新卒で訪問看護に行くことにしたのですか?また、新卒で訪問看護に行くことに不安はありませんでしたか?
新卒で訪問看護を目指した理由は、下記の記事をご参照ください。 不安はもちろんありしたが、就職前に5日間の研修をさせていただき、事業所の雰囲気やスタッフさんとのコミュニケーションを取っていたことで、やや不安は緩和されたと思います。他にも新卒訪問看護師の会というコミュニティで、実際に働いている方々のお話を聞けたので、なんとなくイメージを抱く事ができました。もし関心ある方は、TwitterのDMでご連絡ください!
Q、まだ自分がどの領域の看護師になりたいかを決めていないので、働きながら認定看護師を取るか、訪問看護に進むか決めようと思います。働きながら認定看護師の試験を取るのは難しいですか?
もし資格取得を考えているならば、支援体制がある病院を選んだ方が良いです!場所によっては全額負担してくれます。ただし、資格取得後の5年間は病院に縛られるなど条件がありますので、要注意です。
専門看護師は大学院に2年通う必要があるので、辞める方もいますが3年に延ばして働きながら通う人も多いです!
Q、訪問看護師を目指すにあたって、学生時代に特に学習しておいたほうがよい事などあれば教えてください
医学や看護学で学ぶ必要があることは、本当に全て必要です。特化型の訪問看護ステーション以外では、特にこれがという部分はあまりないと思います。
フィジカルアセスメントも特殊な処置の仕方も精神看護もリハビリも必要です!
参加者の声
コロナの影響で在宅実習は自宅・学内実習となり、実際の現場を見ることができない状況にいます。なので、今回実際に訪問看護師として働いておられる方のお話を聞けたのは嬉しかったです。また、こういう機会でないと聞けないお話なども聞けて、ますます訪問看護への魅力を感じることができました。ありがとうございました。
訪問看護は一人でやるという感じがありますが、そうではなく先輩に同行をしてもらったり電話で相談できるので大丈夫という事が分かりよかったです。
感想の他、ご意見として多かったのは「もう少しイベント時間を長くして欲しい」というものでした。運営してみて、いつも以上に時間が足りないと感じたため、次回以降は少し時間を拡大することも検討したいと思います。
ーーーー参加者の皆さん、貴重なご意見ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
ご紹介した内容はまだまだイベントの一部ですので、ぜひ参加して現役看護師さんと交流していただきたいと思います。
最後に、開催にご協力いただいた看護師のみなさま、お越しくださった参加者の皆さま、本当にありがとうございます!運営一同、またお待ちしております!
看護学生からのリクエストから生まれたオンラインイベント。続々といろいろな領域のリクエストを承っております!
イベントに参加できなかった看護学生さんはぜひ一度、このシリーズに参加していただき看護師さんの本音を聞いてみてはいかがでしょうか?
コメント