2020年9月5日(土)、看護学生のためのキャリア教育プログラムの一環で「働くとは?」をテーマにセミナーが開催されました。
当日は10名ほどで3グループに分かれ、グループディスカッションが活発に行われました。今回のイベントレポートでは、当日の様子を簡単にご紹介します。
講師の紹介
田中勲(たなか・いさお)氏
1984年5月4日生まれ。岐阜大学工学部社会基盤工学科卒。
2009年-2011年は青年海外協力隊としてボリビアへ派遣され、現地市役所に所属しサッカー教室の運営・独立化に携わる。
2012年11月よりG-net職員に。
長期実践型インターンシップのコーディネーター業務を担当しつつ、採用・就職支援事業の開発に携わり、2014年9月に事業部長、2015年6月に理事就任、2017年6月に副代表理事就任。
キャリアコーディネーターとしてセミナーやキャリア面談を実施しつつ、地域企業向けに社外人事部として採用戦略の設計や若者との接点づくり、イベントを通じた採用力アップなどで関わっている。
グループワーク1「働くとは?」
現在のそれぞれの「働くとは」についての考えを共有し合いました。
お金のため、自分の人生で大きな割合を占めるもの、生活の一部、生きていくためにはなくてはならないもの、生きがいになるもの…
など、多くの意見が飛び交いました。
インプットでお話しいただいたこと

インプットの様子―仕事観をアイスクリームに例えて
インプットの部分では、働くことへのモチベーションが時代とともにシフトしてきていること、これからの時代変化についてお話しいただきました。
今後、人生100年時代に突入した時、自分たちがどのように変化していけばより良く生きていけるのか、今後の時代で求められる考え方などについて考えました。
グループワーク2
インプットをふまえての感想共有をし、それぞれの感想に対して加えてどう思ったか感じたかなど意見交換しました。その中で出てきた疑問や次に考えたいことなどを質問としました。

ディスカッションの様子
人間である自分が、臨床の現場でできることってなんだろう?
偶然できあがったキャリアで一番面白かったものは?
学生のうちに実践しておきたかったことについて
人生において働くこととは社会に何かを提供することだと考えている。働くのは何のため?
実際にあがった質問のひとつに対する「この質問自体が正解を求めるこれまでの主義だよね」という田中先生のツッコミに、一同がハッとする場面もありました。
また、質問を作るために思考することで、もっと深めたい考えが浮かんだり、議論が深まったりしました。
参加学生の声
自分の興味のあることにどんどん挑戦していきたい。今、興味があるが行動できていないことに英語が挙げられる。まずは英語の先生にコンタクトとってみようと思う。
金銭のために働く時代から、自分のために働ける時代になっているという話が印象的だった。しかし、看護業界は金銭のために働き続けている人が多い印象がある。遅れてるが、今の看護教育では看護以外の道で生きていけない人が多いのも現実なのではと感じた。
「今やりたい仕事は?」と聞いても、将来やりたい仕事がなくなってしまっている可能性がある時代で、その質問に意味はないという話が忘れられない。変化の激しい時代だからこそ、自分の可能性を狭めず、広い世界を見ていろんなスキルを手に入れることが必要だと感じた。その上で自分専門性を1つ磨くために、看護の実習を勉強しながらも、ビジネスや、コミュニティ、国際協力に取り組んでいきたい。
また、私にとって働くとは何か、もう少し考えを深めたい。自分の人生生きる意味、目的を見つけたい。
今回のセミナーを通じて、自分が今後生きていく時代はどのような時代なのかを知り、働き方や、生き方について考える機会となりました。「働く」とは何か、自分なりの答えを捻り出すことができたのではないでしょうか。
*参加者の皆さんは宿題になったワークをやって、しっかり振り返ってみましょう*


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