看護学生の領域別実習では何をする?コロナ禍での対応の変化もご紹介

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看護学生と聞いて、どのようなことを想像しますか?辛そう?大変そう?そのような想像を起こす1つの要因ともいえるのが、実習だと思います。しかし看護師を目指すにあたって、実習を含む必要な単位を得る必要があり、避けて通ることができません。今回は看護学生のうちに行ういくつかの実習の中でもメインといえる、領域別実習で何をするのかをまとめてみました。

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領域別実習とは

看護専門職を目指す学生が、医療機関・保健施設等で成人(急性期・慢性期)、老年、在宅、母性、小児、精神等の領域にて、臨床での実践を学ぶ授業を指します。3年制の学校では2年生の途中から始まり、4年制の学校では3年生の後半から4年生の前半まで行う所や、1年間かけて行う学校があるなど、領域別実習を行う時期は学校によって異なります。

実習中の1日のスケジュール(例)

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領域別実習の内容

成人(急性期)看護学実習

周術期の患者さんを受け持ちます。手術を受けた後の患者さんの状況の変化は早く、それに対応した看護が必要とされる領域です。また、手術室での見学をするため、手術中の実際の様子を知ることができる実習です。それだけでなく、術後の手術によって生じる痛みや麻酔による影響を考慮した関わりを考える必要もあります。特に全身麻酔の場合は、術後の患者さんには様々なドレーン類が挿入されます。病棟でそれらドレーン類の状態を観察し、管理していくことも看護師の役割の1つです。このように患者さんに対するケアだけでなく、周術期に関わる看護師の様々な役割も学ぶことができる実習です。

成人(慢性期)看護学実習

慢性期にある患者さんを受け持ちます。慢性期とは、病状は比較的安定している時期のことを指し、この時期にある患者さんは再発の予防や体力の維持を目指し、長期にわたる治療を続ける必要があります。患者さんの病気による身体的にどのようなことが生じているのだろうのだろうか。患者さんやご家族は病気に対してどのような思いを持たれているのだろうか。患者さんが病気になったことで生活はどのように変化したのだろうと、患者さんとコミュニケーションなどを通していろんな面から捉えることが、求められる実習です。また、生活習慣が病気の発症に影響している患者さんもおられるため、再発防止のためには看護師としてどのような介入が必要かを考えることのできる実習になります。

老年看護学実習

80、90代の患者さんを受け持つことが多いです。高齢者ならではの身体的な変化ってどんなんだろう?またそれに伴う心理・社会面ってどうなんだろう?を考える必要がある実習です。特に、年齢を重ねることによって自らの疾患が増えたり、知り合いや親戚が亡くなるなどの喪失体験をすることが増加します。このような変化とともに生きる高齢者のこれまでの人生や価値観に触れることの多い実習でした。また、認知症を患っておられる方も多く、そのような患者さんに対してどのように接することが患者さんにとって良いのかということも考える実習になります。

在宅看護学実習

他の実習と違い、自宅で生活されている方を受け持ち、訪問させていただく実習です。病院の実習では当たり前のように使用していた物品が無いなど、限られた物品の中でどのような工夫をされているのか。ナースコールですぐに駆けつけることのできる病院とは違う環境だからこそ、どのようなことに注意されているのかなど、生活されている環境での看護だからこそ、また違った視点で学ぶことができます。

母性看護学実習

妊娠期・分娩期・産褥期といった、周産期にある女性を受け持ちます。特に、人の誕生の瞬間に立ち会える機会があることはこの実習の大きな特徴の1つだと思います。また新生児も本当に可愛くて、癒されながらの実習になることと思います。実習で行う内容としては、周産期にある方のバイタルサイン測定、全身状態の観察としてお母さんの変化が正常に進んでいるかどうかをみるために、子宮の大きさや乳房の状態を見させていただくことがあります。また、新生児の状態によってはバイタルサイン測定やオムツ交換、沐浴をさせていただくこともあるなど、他の領域とはまた違った技術や知識が必要な実習でもあります。

小児看護学実習

乳児期から思春期までの幅広い年齢層の子どもとその家族を対象にした実習になります。子どもにとって「遊び」は、成長を促す上で必要な関わりの1つになるので、実習中に子どもの好きな遊びを取り入れ、一緒に遊ぶこともあります。また対象が小児であることから、検査などに対して全てを理解することは難しいことがあります。そのような中でも子どもが、少しでも不安なく受けられるようにするためにはどのような関わりをすればいいだろうかというように、他の実習とはまた違った視点を学ぶこともできます。

精神看護学実習

精神への健康に問題を抱える方を受け持つ実習です。他の実習では、身体面への健康問題が主となっている方を受け持つことがほとんどですが、この実習では心への健康問題を抱えておられる方に対して、どのような関わりをする必要があるのかということなど、患者さんへの心情に深く関わる実習になります。

また、精神科では病院に長期入院されている患者さんが多いため、人との関わりが少なくなっていたり、季節感を感じにくくなっていることがあります。それに対して、学生が病棟におられる患者さんと一緒に楽しめるようなレクリエーションを企画・実施することもあるかもしれません。

コロナ禍での実習での変化

病院・学校によって違いはあるので、参考程度にご紹介します。

・実習前・中の体調管理・行動のチェックシートの提出が必要となることが多い。
・患者さんとのコミュニケーションの時間に制限が設けられていることがある。
・社会情勢によって、急遽病院実習が中止となる可能性もある。
・新生児・小児は、特に免疫機能が十分でないことからバイタルサイン測定(体温・脈拍・呼吸・血圧)などの看護実践が行えない可能性がある。
・感染対策のため、在宅実習で利用者の所に訪問できない可能性がある。
・手術室見学ができないことがある。
・病棟に入ったら、アイシールド・フェイスシールドをつけることが必要な場合がある。

まとめ

いかがでしたか?私は、領域別実習がどのようなものかということを気軽に聞ける人との繋がりが、ほとんどありませんでした。そのため、領域別実習に対して「わからない」ということが、漠然と「実習に対する不安」となっていました。実際に行ってからこそ分かることも沢山あると思いますが、この記事が領域別実習について知ることのできる、1つの手助けになっていたらすごく嬉しいです。

また、高校生の方にも看護学生ってこんな実習があるんだ、と興味実習ってなにしてるの、という疑問の解消に役立つことがあれば、とても嬉しいです。

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