【札幌市立大学】「心動かされた実習エピソード」アニメーション化プロジェクト!!

「心動かされた実習エピソード」アニメーション化プロジェクトとは?

全国の看護学生から募集した「心を動かされた実習エピソード」をもとに、イラストに描き起こし、簡単なスライドショーにするプロジェクトです!

なぜ始めたの?

実習で心を動かされる言葉や出来事に出合ったことがある看護学生は多いのではないでしょうか。ところが現在、病院実習に行くことが難しく、実習での実体験を得にくい状況です。
また、オープンキャンパスや大学祭も例年通りとはいかず、看護の道を志す中高生も実習経験などを看護学生から聞きにくくなっています。

そこで、全国の看護学生さんから「心を動かされた実習エピソード」を教えていただき、イラストを描き起こし簡単なスライドショーにすることで、
看護学生同士の看護観を深めたり、看護の道を迷っている中高生が将来の自身の姿を想像したりできる作品を制作したいと考えました。

※患者さんと看護学生の特定を防ぐため、全国の看護学生から匿名でエピソードを募集し、内容も一部変更しています。患者さんの名前も仮名となっています。エピソードの募集にあたっては、看たまノートさんのSNSから発信していただきました。

発起人プロフィール

はぎわら
・ただの看護学生
・北海道の民
・将来は途上国で働きたい。海外、スキ。コロナ、キライ。
・看護師でイラストレーターの仲本りささんスキ!!
「病院というヘンテコな場所が教えてくれたコト。2」もぜったい買う。
・あんこは圧倒的こしあん派。

アニメーション化した動画がこちら!

エピソード①

はぎわらからのメッセージ

看護学生なら誰もが経験する血圧測定の失敗…。

え?聞こえた?!うっそ!最低血圧どこ?!

看護師さんや教員と一緒に聞ける聴診器だと更に焦るやつ。

最初はできなくて当たり前!堂々と質問できるのはその時期の特権だから、不安なことは聞く!わかっていてもこれって本当に難しいですよね…。私の課題です。

手から伝えられる安心と、等身大の自分でいる大切さ、私自身とても勉強になりました!素敵な学びをありがとうございます。

エピソード②

はぎわらからのメッセージ
患者さんから習い、学ぶ大切さを学んだエピソードは本当に素敵で、私も学ばせていただきました!

このエピソードを最初に見た時、とても自律された患者さんだなぁ、という印象を受けました。
自分で何でもできる自立、ではなかったとしても、自分のことをよく知っていて、自分の自立を妨げるものを解決する方法を分かっている様子から、そう感じます。

病気や障害があるから何でも支援する、のではなく、本人が自分では難しいことを本人のこれまでの工夫を活かして支援していくことの大切さ、を感じたエピソードでした。

素敵なエピソード、ありがとうございました!

エピソード③

はぎわらからのメッセージ
患者さんの「キスさせてほしい」の解釈がとても難しいエピソードでした。

死を目前に感じた時に、誰かのぬくもりや愛情を感じたくて…といった捉え方で私は描かせていただいたのですが、
具体的な誰かに学生を投影していたのかもしれないし、今日までありがとうの気持ちをどう表現したらいいかわからない不器用で直球的な愛情表現かもしれないし、はたまた基本的な欲求である性欲から来ていたのかもしれないし…。

本当の患者さんの心理は分かりませんが、「死ぬのを待つだけ」という状態だった患者さんからこれだけ笑顔や希望を引き出せた看護は本当にすごいと思いました!

素敵な看護実践を教えて下さり、ありがとうございました!

おわりに

とっても拙い絵でしたが、最後まで見て下さり、ありがとうございました!看護って正解は無いわりに、かっちりしていて不思議な世界ですよね。
私は看護学生になるまでただ「やさしさ」とか「寄り添う」というぼんやりしたものが看護かな、と思ってました!
でも実際は、「根拠は?」「看護理論に当てはめてアセスメント(分析)すると?」といったことも求められて、
「あっ…すんごい理論的だ…。」とギャップを感じました。

もちろん、やさしさや寄り添うことも看護の大事な役割だと思いますが、一口に「看護」と言っても色々な側面があるのも看護の魅力だなぁ、と思います!
そんな魅力(とたまに苦しさ)溢れる看護を通じて皆さんに出会えたことを感謝しています!

看たまノート様、応募してくださった皆様、エピソードを見て下さった皆様、本当にありがとうございました!!

はぎわら

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