【体験記】看護師国家試験の勉強方法|田中愛琉さんの場合

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今回の記事では、第110回保健師国家試験及び第113回看護師国家試験を受験した田中愛琉さんに、看護師国家試験の勉強方法をインタビューしました。
田中愛琉さんの体調不良を乗り越えた勉強スケジュールとは?試験を終えての感想や、後輩へのアドバイスをいただきました。

田中愛琉さん
京都府立医科大学を2024年春卒業。医学の学びと同時に、ベンチャー企業での役員も務めています。ここのばfor nurseのプロジェクトにも看たまノートメンバーとして携わりました。様々な活動を通じて新たな人との出会いや発見に積極的に取り組み、これまでにない価値観に気づき、視野を広げることを大切にしています。
目次

国家試験の勉強はいつから始めましたか。

田中愛琉さん(以下、田中):第112回国家試験前(約1年半前)からから、少しずつ勉強を始めるためにアプリをダウンロードしました。本格的ではありませんでしたが、隙間時間にQBや参考書などで勉強をしていました。

11月までは自分のやりたいことに没頭していました。11月までは実習や学園祭(実行委員)があり、それらが終わった後に本腰を入れて勉強を始めるつもりでいました。ところが、実習や学園祭が終了すると同時に、約2~3ヶ月間体調不良になりました。何をしても無気力で、何も頭には入ってこない状態でした。「勉強しなければいけない」気持ちと、「できない」という現実の間で苦しんでいました。当時、1日10時間近く机に向かっていましたが、時間が過ぎるだけで何も成果が感じられませんでした。

12月下旬には少しずつ勉強できるようになってきたと思ったものの、年末年始は40度を超える熱に苦しみ、再度勉強が滞ってしまいました。その後、国家試験までの約2か月間は、状況を打破すべく、他のことや考えなければならないことを一旦置いて、睡眠や食事、息抜きのランニングを除いて、1日12時間以上勉強に費やしました。本当に苦しく辛い日々でした…。

教材は何を使いましたか。

田中:保健師は「QB 保健師国家試験問題解説2023-2024」「保健師の国家試験のためのレビューブック(RB)2023-2024」、看護師は「QB 看護師国家試験問題解説2023-2024」「看護師・看護学生のためのレビューブック(RB)2023-2024」(※URLは最新版ですが、私が使用していたものは2023年版でした)

正直なところ、これらを選択した理由は特にありませんでした。あるとすれば、周囲の人が持っていたから、というだけです。国家試験への熱意があまり入らなかったので、「なんでもいいや!」と少し乱雑に決めてしまいました。そのため、必要な参考書が何か分からず、11月下旬までは、「QB必修」のみしか所持していませんでした。(「QB 看護師国家試験問題解説2023-2024」を購入したのは、11月16日です笑)

周囲の友人は、QBを解き、RBを参考書として使用していましたが、私は器用に2つを使いこなせなかったので、この2つセットがよかったのかどうかは最後まで未知です…。

模試を受けましたか。

田中:私は学校が指定した模試(保健師はQuali-S、看護師は東京アカデミーの模試)を受けました。受験した回数は、保健師全2回、看護師全3回(第1回は必修のみ)です。あまり勉強していなかったので、ぶっつけ本番の感覚で臨みました。

そのほかに活用した勉強コンテンツを教えてください。

田中:1年前は、ノートにまとめたり、RBに色々書き込んだりとInstagramで見るような勉強の方法を想像していました。しかし、実際試してみると、効率が悪く、自分には合わないと初期の段階で感じました。また、友人からYouTubeを勧められたので、起床後すぐに、30〜60分の動画を2倍速で見ながら朝食を摂るようにしました。1日の勉強の始まりとしては良かったのですが、この方法も私には合わなかったので、2週間ほどでやめました。

そのため、主に活用した勉強コンテンツは、上記のQB(紙・アプリ)とRBです。多くの参考書に手を出したくなるかもしれないですが、試験1~2ヶ月前には特にお勧めしません。私の勉強方法としては、同じ参考書を理解するまで読み込む/解く、疑問に思ったことや理解し難いことはその都度調べて理解するようにしました。これらの方法を徹底的に繰り返しました。

国家試験直前期はどう過ごしていましたか?

田中:私は勉強を始めるタイミングは他の人よりも数倍も遅かったのですが、「焦らないこと」に徹底的にこだわりました。焦って不安になっても、結局は生産性が下がるだけだからです。
また、恥ずかしいことなのですが、試験10日前まで過去問すらやっていませんでした。そのため、試験日から逆算して、最低限やらなければならないことを計画して勉強しました。(以下、写真参照)

こうしておけばよかった!と思うこと

田中:早くから勉強することですね。私のように、計画を立てていたとしても予期せぬ不測の事態で勉強ができない状況が続くと、かなり精神的に追い込まれます。しかし、1つだけ言えることは、合格するためには、「どんな状況でも勉強をするしかないこと」です。

当時の私は、春からの就職や進学の選択も低迷しており、国試自体を受験しない(受験できるような状況ではなかった)選択を考えていたこともあります。しかし、国試を受験すると決意した以上、やるしかないと自分を奮い立たせ(中途半端に頑張って、落ちるのは嫌でした)、一度国試以外のことを考えることをやめ、ただ勉強をこなすマシーンかの如く、勉学に集中しました。
また、助産師及び保健師の国家試験を同時に受ける方は、単純計算で2倍の勉強が必要です。実習自体が12月まであるため、スケジュール的にも非常にしんどいと思います。早くから勉強するに越したことはないと思います。

113回看護師国家試験を受けてみての所感

田中:113回の看護師国家試験は、必修問題が難しかったです。実際、X(旧:Twitter)でもトレンド入りしていました(笑)。昨年度から踏襲(いわゆるプール問題)が減り、周辺知識を活用する問題が増えましたが、今年も同じような感じでした。しかし、昨年より簡単だった印象です。

午前・午後ともに必修問題が難しかったのですが、午前が終わった時点で参考書を確認したり、友人同士で答え合わせしている声が聞こえてきたりして、とても焦りました。(共通テスト1日目に自己採点して、2日目に引きずっている人と同じ感覚)どれだけ足掻いても、終わったことは変わらないので、「大丈夫」と言い聞かせ、イヤホンをして音楽を聞いたり、午後からの試験に向けて参考書を確認したりして気持ちを切り替えるように努力しました。

後輩へのメッセージをお願いします!

田中:この体験記を読んでいる時期はわかりませんが、私の個人的な意見としては、学生生活を楽しむことや、様々な経験をすることがとても大切だと思います。しかし、同時にコツコツと勉強をすることも大事です。遊ぶときは思いっきり楽しんで、勉強するときは集中して勉学に励む(私の場合は、勉学でも楽しみを探しながら勉強していました。)という切り替えを大切に頑張ってください。

受験前は精神的に追い込まれることもあるかもしれませんが、国家試験に不合格だったとしても、それは人生の終わりではありません。みなさんが助産師、保健師、看護師としてのキャリアを築くためのスタートラインに立つことができるよう、心から応援しています!

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