看護学生228人の声が明かす、理想の病院選びの条件を徹底解説。自分にとって、どの条件が最も重要か、どれが見逃せないかを考えてみましょう。これから就職活動をする看護学生のみなさんに、先輩たちからのリアルな声をお贈りします✨
調査概要
調査対象:全国の看護学生
調査方法:SNSを利用したアンケートリサーチ
回収数 :231名(学年構成はほぼ均等)
調査期間:2022年10月3日~10月31日
調査機関:看たまノート
今回の記事はこんな人におすすめ!
- 早めに就職活動に関する情報収集をしたい方
- なんとなく就職活動時期に突入しそうな方
- このまま就職活動できるか不安に感じている方
- ほかの看護学生の考えも知りたい方
志望する就職先
「現在就職を考えている就職先を教えてください。」という設問で、複数選択可能としました。
急性期病院(164票・71%)、慢性期病院(90票・39%)、訪問看護ステーション(42票・18.2%)、大学院への進学(33票・14.3%)、地方自治体(32票・13.9%)、一般企業(27票・11.7%)、美容皮膚科・外科(22票・9.5%)という結果になりました。
ほかには、助産学校への進学、クリニック、精神科単科の病院、高齢者施設などが挙がりました。
そのなかで、最も志望する就職先(進学先)を選んでもらったところ、以下のような結果となりました。
重要視する条件
「就職先を選ぶ際に条件面で重要視しているポイントを3つ教えてください。」という設問で、上位3つを選択してもらったところ、以下のような結果となりました。
1位 給与(165票・71.4%)
2位 勤務体制(80票・34.6%)
3位 休日数(66票・28.6%)
4位 教育体制・研修制度(65票・28.1%)
5位 業務内容*(64票・27.7%)
6位 立地(58票・25.1%)
業務内容*…自分の興味のある領域に関われるか、という意
どの学年にも共通するのは、「給与はゆずれない」「休日は大事」ということでした。
学年ごとの選択肢の傾向を分析しました。
3〜4年生は低学年に比べて、教育制度や寮・住宅手当の有無を重要視する傾向にありました。就職がより現実的なものになることで、自分が学んでいく環境・生活していく環境に目が向くということなのかもしれません。
過去、先輩看護師と就職活動を終えた看護学生30名以上に聞いた調査では、「職場の雰囲気」「成長できる・研修が充実している」「勤務体制」「立地」「福利厚生」が上位でした。
就職活動を経ると、この結果に収束しそうです。

用語を正しく理解しよう
自由回答部分や選択肢の組み合わせから、低学年の特徴も見えてきました。
それは、求人票に並ぶ用語一つひとつの意味が曖昧な可能性があるということです。まずは「二交代ってどういうこと?」「完全週休二日制って何?」を切り口に、少しずつ労働に関する用語を理解していくと良さそうです。


自分なりの条件を見つけたら
記事を読んで、自分なりに譲れない条件を整理することができたら、優先順位をつけてみましょう。そして、資料請求したり、合同説明会で話を聞いたり、インターンシップに参加して得られた情報を自分のあげた条件に当てはめてみてください。
どれくらいマッチしているか?が検討しやすくなる表をダウンロードできる記事もあります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

自分の大事にしたいことを見つけることで、意図的に情報を収集できるようになるため、就職活動も効率的になります。
「情報収集だけは早めにしたいけど、どこから手をつけよう・・・」
「あれ?動き出しは早かったんだけどな・・・(いまいち進んでないな・・・)」
という看護学生さんは、ぜひポイントを絞って、広い選択肢から適切に絞り込んでいきましょう。
令和の看護学生たちの、病院選びの条件まとめ
1位 給与(165票・71.4%)
2位 勤務体制(80票・34.6%)
3位 休日数(66票・28.6%)
という結果でした。
みなさんが、就職活動において重要視したい条件はなんですか?給与ひとつとっても、基本給で記載されている病院もあれば、手当てを全て含んだ給与を記載している病院もあり、一見すると比較が難しく感じる点もあります。
しかし、正しく求人票の見方を理解することで、自分の大切にしたいポイントを大切にできる就職活動につながります。
これらの情報は、日本看護協会の出版する無料の冊子「はたサポ」にも綺麗にまとまっているのです。ぜひいろいろなところから情報収集し、社会に飛び出していきましょう✨


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