【体験記】領域別看護実習どう乗り越えた?・ハルちゃんの場合

看護学生には病院実習がつきもの。みなさんは実習に対してどのようなイメージを持っていますか?「レポートが多くて寝れないって聞いたけど…」「患者さんとコミュニケーションとれるかな…」など、実習に対してマイナスなイメージを持っている人は少なくないはず。そんな実習を、先輩方はどのように乗り越えてきたのでしょうか?

今回は看護実習の中でも一番期間の長い“領域別看護実習”に焦点をあて、先輩看護学生に実習の乗り越え方、実習を終えての感想や、後輩へのアドバイスをもらいました。この記事を読んだ皆さんが、少しでも不安な気持ちを晴らして、前向きに実習に臨めると嬉しいです。

ハルちゃん
九州の4年制大学の看護3年生。国際看護や急性期看護に興味があります!最近のマイブームは、昭和のヒット曲を聴くことです。
目次

領域別看護実習とは?

看護実習は大きく「基礎看護学実習Ⅰ・Ⅱ」「領域別看護実習」「統合実習」の4つがあります。領域別看護実習もその一つです。8領域(成人Ⅰ・Ⅱ、小児、母性、老年…など)を学生グループごとに周り、それぞれの対象者に必要な看護過程の展開や看護技術を実践します。実習期間は2~3週間×8領域ほど。実施時期はそれぞれの学校によって異なります。(参考:https://recruit.nurse-senka.com/html/content/article/1402#section1)

詳しくはこちらの記事もご覧ください!

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実習のスケジュールや内容

ハル:私の学校では、3年生の9月から年明け2月中旬まで実施されました(冬休み期間含む)。領域によって毎日病院へ行くのか、その日の実習時間は半日か1日か、学内実習日はあるのか、などは異なります。私の学校の場合は、1週間に1日だけ学内実習日が設けられており、看護計画の再考や記録の加筆・修正をできる日がありました。

実習の内容としては、各領域で一人の患者さんを受け持たせていただき、「情報収集→アセスメント→看護問題の抽出→看護計画の立案→計画の実施→評価」のサイクルを回して、学生ができる範囲内での看護展開を行いました。定期的に学生の*カンファレンスが設けられており、学生と看護師の実習指導者や教員で学生が立案した看護計画の妥当性を検討し、計画・実施内容のブラッシュアップを行っていました。

*カンファレンスとは…医師、看護師、薬剤師など多職種の医療従事者が、治療や支援の方針などについて検討すること

実習が始まる前の気持ちを教えてください

ハル:病院実習は「記録が多い」「寝れない」というイメージがあったので、それが半年も続くとなると、乗り越えられるかな…と不安な気持ちはありました。また患者さんや看護師さんとうまくコミュニケーションがとれるかどうかも心配でした。

一方で、今まで学校での講義やグループワークばかりで退屈さを感じていたので、「やっと臨床の中で学べる!」という少し楽しみな気持ちもありました。

実習に向けた事前準備は何をしましたか?

ハル:各領域で出される事前学習の課題をやっていました。金曜日に一つの領域実習が終わって、次の月曜日には他の領域実習が始まるので、土日で行っていました。
また、私は急性期看護に興味があったので、急性期看護の勉強は事前学習以外にも国試問題を解いたりしていました。

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実際に行ってみて最初のイメージと比べてどうでしたか?

ハル:看護師さんに対しては、「忙しくて話しかけづらい…」というイメージがあったのですが、しっかりと要件を伝えて声をかけてみると、忙しい中でも時間を作って話を聞いてくださる看護師さんが多かったです。また、分からないときや困ったときには担当教員も親身になって相談に乗ってくださるので、悩みをため込まずに実習ができました。

ー実習中の睡眠はしっかりとれましたか?

ハル:記録はたしかに多いけれど、最低6時間はいつも寝れていたと思います。記録の仕方や家での過ごし方を工夫して寝る時間を確保していました。

ーどのような工夫をされていましたか?

ハル:私が意識していたのは、『実習中に記録の下書きをしておくこと』『帰宅したらすぐにお風呂に入ること』の二つです。帰宅してからスムーズに記録が書き始められるように、実習中の空いている時間に、実習記録に書くキーワードや内容を簡単にまとめていました。記録の中でも特に時間がかかっていたのは患者さんのアセスメントでしたが、情報収集をしながら、考えたアセスメントも同時にメモしていました。そうすると、家に帰って一からアセスメントを考えなくて良いので、スムーズに記録を進めることができます。
事前に情報収集すべきことをノートにメモしておくのもおススメです。

実際の殴り書きメモ

ハル:また、『帰宅したらすぐにお風呂に入ること』も意識していました。私はお風呂に入るのがとても面倒で憂鬱だったので(笑)、帰宅して荷物を置いたらお風呂に直行していました。お風呂を後回しにすると、「今から入るの面倒だな…でも入らないといけないし…」と葛藤している間にスマートフォンを触って時間が過ぎる・・・というのがオチなので、『帰宅したら迷わずお風呂!』を習慣にしていました。そうすると、実習後で疲れた身体を癒すこともできますし、夜の時間が長く感じられて寝るギリギリまで記録を進めることができました。

『病院実習のノートをちょっとハッピーにするテンプレート』はこちら
https://kangotamago.com/note-happy/

実習前と終了後の変化・成長はありましたか?

ハル:私の中で一番変化したのは、『患者さんや看護師さんとのコミュニケーションに怖さがなくなったこと』、成長したと感じるのは『実習前より看護展開を速く的確に行えるようになってきたこと』です。

実習が始まって間もないころは、看護師さんにどのような「報告・連絡・相談」するとよいのか分からないときや、特に精神看護実習や老年看護実習では患者さんとうまく意思疎通ができず悩んでしまうこともありました。ですが、回数を重ねるうちに、看護師さんに伝えるべき内容が掴めてきたり、患者さんといろんな方法を用いてコミュニケーションをとることができるようになってきました。

また、実習前は授業の中のペーパーペイシェントで看護展開を行っていたので、自分で考えた看護展開が本当に患者さんにとって意味のあるものなのか疑問に思うことがたくさんありました。ですが、領域別実習で実際に患者さんを目の前にして看護展開を行うことで、患者さんの生の反応がわかりますし、毎回たくさんの気づきいただきながら学んでいくことができました。

実習中のリフレッシュ方法「私はこれがあったから乗り越えられた!」

ハル:私にとって一番効果的だったのは、休みの日はできるだけ外に出ることです。実習後の休日はゆっくり身体を休めたい気持ちもありますが、私は感染にも気をつけながら、できるだけ外にでて過ごすようにしていました。実習中は病院から家までの往復なので、家と病院以外の環境に触れられることがあまりありません。そのため、なるべく外に出て自然の空気を吸ったり、人と話したりしてリフレッシュしていました。それに、休日の楽しみを作っておくと実習中も「週末のために頑張ろう!」と乗り越えることができました。

実習期間中に見に行った紅葉

これから実習を頑張る看護学生へひとことお願いします!

ハル:実習が始まる前や始まって間もないころは、緊張もするし、上手くいかないことも多いと思います。ですが、担当教員やグループメンバーが支えてくれたり、患者さんの一言に勇気づけられることもたくさんあります。私も実習期間を振り返ってみて、大変なことも多かったけれど、乗り越えられた今は達成感でいっぱいです。実習中に頑張れなくなったときや困ったことがあれば、いつでも近くの友達や担当教員、看たまノートの看護学生に話してみてください。読んでくださっている皆さんの実習期間が良いものとなりますように。応援しています!

まとめ~実習を乗り越えるコツ~

✔実習中に記録の下書きをしておく
✔帰宅したらすぐにお風呂に入る
✔休みの日はできるだけ外に出る
✔困ったことがあれば、“すぐに”友達や担当教員に相談する

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