5月19日(水)21時から、コミュニティナースに関心のある学生有志3名による「全国ぶっコミプロジェクト」の資金調達のため、クラウドファンディングがスタートする予定です。
看護学生のキャリアに新たな選択肢を届け、今後日本全国で求められる地域でのケアのあり方をリアルな体験から考えるきっかけをつくるため、クラウドファンディングを活用して、全国から支援者を募ります。
看たまノート代表・のむちゃんがフルコミット中のプロジェクト!
先輩看護師さんから、「コミュニティナースとしての視点は、今後さらに多様化する人の行き方に寄り添い、より必要で適切な看護やサービス、または予防的な健康活動を提供する、もしくは一緒に作り上げていく上でも不可欠なものだと思う。」と聞き、本当にその通りだと思いました。
全国各地の看護学生にとって、コミュニティナースを知ってもらうことで、さまざまなケアのあり方を考えるきっかけや、まちに飛び出し、一人ひとりの帰る場所を学ぶ機会を届けたいと思います。
本プロジェクトの詳細は下記URLからご確認ください。
「全国ぶっコミプロジェクト」概要
全国ぶっこみプロジェクトでは、
- 全国の各地の看護学校に「コミュニティナース|まちを元気にする“おせっかい”焼きの看護師」の本を届け、
- コミュニティナースやその実践をしている人たちを、全国の看護学生・看護教員の方々に伝えます。
この二つを通じて、全国の看護学校にコミュニティナースの考えをぶっこむという名の通りのプロジェクトです。
今年度中に、全国各地に約1,000校ある看護学校に本を届けながら、特に学生をターゲットにコミュニティナースについて発信します。
◆書籍
本を寄贈した方(オーナー)からのメッセージやコミュニティナースの情報を掲載し、本を読んだ感想を書く欄が用意された「感想カード」を添え、全国の看護学校への設置を打診します。また、書籍の設置のみでは読んでもらうことが難しいと考えており、全国各地のコミュ二ティナースと学生を繋ぐイベントをオンラインで開催していきます。
「コミュニティナース|まちを元気にする“おせっかい”焼きの看護師」
著者:矢田 明子
出版年月日:2019/02/09
出版社:木楽舎
◆発信
コミュニティナースに関する発信を行います。各種SNSを活用し発信するほか、看護学生向けWebメディア「看たまノート」での定期的な記事作成を行います。
また、9月は「コミカレオープンキャンパス」というオンラインイベントを開催します。全国各地で、コミュニティナース的活動をしている学生が、それぞれの実践を発表します。また、「コミュニティナース」の本を手に取りたくなるような、コミュニティナースの方のイマを知るコンテンツなどを予定しています。参加者は学生が対象ですが、学生以外の方も見学可能としてその場を開く予定です。
暮らしの動線で活動するコミュニティナース
『人とつながり、まちを元気にする』コミュニティナースは、職業や資格ではなく実践のあり方であり、「コミュニティナーシング」という看護の実践からヒントを得たコンセプトです。一方向的なケアを提供するのではなく、地域の人の暮らしの身近な存在として『毎日の嬉しいや楽しい』を一緒につくり、『心と身体の健康と安心』を実現します。
もともと、コミュニティナースは、1人の看護学生のアクションから生まれたものでした。「コミュニティナーシング」という看護の実践からヒントを得、医療施設ではなく、何気ない暮らしの中で健康づくりの相談やアドバイスに乗る。そんな小さな活動から始まり、2017年にコミュニティナースの育成や普及を行うCoummunity Nurse Company株式会社を設立。現在は全国45都道府県でコミュニティナースが活動し、自治体や企業などと連携をしながら、それぞれの活動を展開しています。
▷コミュニティナースに関する情報
□公式HP
https://community-nurse.jp/
□公式オンラインサロンHP
https://cn-laboratory.com/
□活動紹介記事
https://soar-world.com/2021/01/07/akikoyata/
プロジェクト代表の想い
私は、看護という「手段」を使って、子どもを対象としたケアをする保健室の先生になりたいと思い、大学へ入学しました。
しかし、看護学生をはじめ医療系の学生が、その忙しさゆえに、看護という「手段」を「目的」化してしまう現状に、やるせなさを感じていました。
かく言う私もその1人でした。
『ちゃんと立ち止まって、自分が実践したいケアについて考えたい』
そう思って大学を1年間休学し、さまざまな人との交流と実践を繰り返しました。
実践の結果分かったことは、
自分のやりたいことと、実現したい社会を模索するためには、立ち止まって考えているだけでは前に進めないということです。
人と交流し、実践することで、私が望む「社会とはどうあるべきか」の答えを見出し、私が抱く「本当にやりたいこと/やるべきこと」を見つけていけると感じました。
もしも看護学生のうちから、自分を大切にしながらまちと結びついていき、「自分が実践したいケア」を模索できたら…きっと、リアルな体験から自分らしいキャリアを選択できる学生が増え、多様なケアであふれるのではないでしょうか。
私たちは、コミュニティナースを一つの足がかりに、地域に飛び出し、リアルな体験から自分を大切にしたキャリアを選択できる学生を増やしたい。また、小さくてもやってみる「実践家」を増やす仕掛けに挑戦したいという思いから、この「全国ぶっコミプロジェクト」は始まりました。
学生のうちに「コミュニティナース」と出会うことでどんな化学反応が起きるのか。
なぜ図書館に本を置くという手段をとったのか。
今年度中にやりきれる根拠はどこにあるのか。
ぜひ、クラウドファンディングページで詳細をご確認ください。応援をどうぞよろしくお願いいたします。
本プロジェクトの詳細は下記URLからご確認ください。
代表プロフィール
總山萌(ふさやま・もえ)
岐阜県岐阜市出身。現在、筑波大学医学群看護学類4年。
養護教諭(保健室の先生)を志し、大学では看護学の他に教職科目を専攻。
2020年4月より1年間休学し、島根県雲南市に拠点のある「Community Nurse Company 株式会社」にて、1年間インターンに取り組む。
「地域おせっかい会議」という市民のおせっかい心を集結したコミュニティづくりの事業に携わりながら、「コミカレ」という看護やまちづくりに関心のある大学生が集まるコミュニティを運営。
プロジェクト公式SNS
このクラウドファンディング及びプロジェクトは、Community Nurse Company株式会社、一般社団法人 Community Nurse Laboratoryの協力を得て実施しています。
□Twitter
https://twitter.com/bukkomiproject
□Facebook
https://www.facebook.com/book.comi
□Instagram(看たまノートが窓口になっています!)
https://www.instagram.com/kantama_note/
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