2022年9月20日~21日、岐阜県岐南町に位置する、医療法人かがやき 総合在宅医療クリニック(https://www.sogo-zaitaku.jp/ )を全国各地から集まった医療系学生とともに見学し、それぞれの「やりたいこと」実現を目指したワークショップや、名古屋で吉村先生ご指導の下ごちゃまぜIPE(専門職連携教育)を体験しました!
『「地域と医療」のすべてがここにある』という意味の略称で、医療系学生のオンラインコミュニティです。オンラインの繋がりに留まらず、医療系学生を対象とした合宿やツアーや イベントを定期開催しています。
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開催背景
医療法人かがやき 総合在宅クリニックは、在宅医療の先進的な取り組みをされるクリニックです。院長である市橋亮一先生の「幸せを実現する医療」「病を介さない地域住民との関わり」をさまざまな学生とともに体感すべく企画しました。
合宿の概要
8月20日(土)かがやきロッジ見学、ワークショップ
到着後すぐ、かがやきロッジの施設を見学しました。開放感あふれ、木のぬくもりを感じるロッジでした。
続いて市橋先生のレクチャーを受けたのちに、それぞれの「やりたいこととその一歩」としてワークショップを行いました。
まず、自身がやりたいことを20分ほどかけて1枚の絵にかきます。書いた内容と説明を参加者全員で円になって自由な順で発表しあい、発表後に画用紙を部屋一面に貼り合って、仲間探しをします。協力できそうなもの同士で4〜5人ずつのチームを作り、実践に向けて企画書を書いてみるというものです。
見える化や、実践に重きを置いたこのワークショップが特に印象的であったと語る参加者が多くいました。夜ごはんの間、宮崎大の吉村先生よりディナーショーとしてレクチャーを行っていただきました。
8月21日(日)ごちゃまぜIPE、ワールドカフェ
名古屋に移動し、吉村先生ご指導の元、テーブルごとに分かれ「ごちゃまぜIPE」を体験しました。多職種の役割それぞれになりきり、患者さんを取り巻くシチュエーションを想定しながら模擬会議を実践するというものです。
吉村先生により最初に課された「新聞紙わっかつなぎゲーム」のアイスブレイクのおかげで、チームが打ち解けた雰囲気のもと、なれないなかで普段とは違うそれぞれの専門職や患者らになりきって熱心に取り組むことができました。
後半では、ワールドカフェを行いました。各地で奮闘する学生団体らが自身の活動を紹介し、それぞれの課題を提示します。その後数グループに分かれて、参加者どうし気になる団体や課題に対する解決策やヒントを出し合いました。
最後にそれぞれのアイディアを受けて、各団体からのコメントを受けて、終了しました。
合宿を通しての気づき・学び
Oさん:ワークショップでは何十人が1つの大きな円になり、1人ひとりの想いに耳を傾ける場に、温かさと熱気を感じました。こういう密な対話はコロナ禍では失われかけている営みですが、決して失ってはいけない重要なものだとつくづく思いました。
また、皆思い思いのやりたいことを心に秘めており、突然ながらそれを堂々と人前で語れるところに普段の大学で出会う学生とはひと味違うパワーを感じ、親近感が湧き、生涯の仲間になりたいと強く思いました。忙しい日々の中でも長期的な視野で目標を立てること、自分の本来の目的を見失わないこと、将来の夢を抱けることはある種の能力であるなと痛感しました。
さらにそれを語り、人に伝えられることは、考えていることを改めて言語化したり、人を惹き寄せたりすることで、目標や夢を叶える加速度を一段と上げる大切なスキルだと感じました。
Tさん:かがやきの実績を知ったり見学したりすることや、ワークショップ、IPE、ワールドカフェに参加することで、何か一つのことを達成するのに得られる仲間の力は大きいということを感じました。
また、一見できなさそうなことでもできると信じ、やるべきことを見える化して1歩でも進む大切さを学びました。今後はあきらめないというポジティブなエネルギーを大切にし、興味のある領域に1歩でも踏み込んでみること、一人で考えず仲間に相談し協力を得ることを意識していきたいと思います。
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