どうも!Naoyukiです!
看護実習にはさまざまな悩みや不安がありますよね。今回は、元看護教員であった経験も含め、看護実習の悩みの一つである、実習前の事前学習の効果的な方法を解説していこうと思います。
僕自身、学生時代に事前学習に対して思っていたことは
「事前に勉強しても受け持つ患者さんによって疾患や治療が様々だから意味なくね?」
「参考書や教科書を写しているだけだから、正直、退屈だしやる気が出ない」
「範囲が膨大すぎて何から手をつければ良いかわかんない」
などなど…。
今思うとやらない言い訳を並べていただけで恥ずかしい限りですが、少なからず僕が抱いているようなことを感じている人もいるよね…笑
僕のような学生さんの手助けになればと思います。
Pick UP!⇨Naoyukiさんが伝える周術期実習の事前学習のまとめはこちら
実習の事前学習の効果的な方法とは?
事前学習する前に学習内容を吟味する
まず、事前学習を始める前に注意すべきことがあります。それは、膨大な範囲のなかから学習する内容を吟味することです。
なぜなら、実習中に必要になる知識から順番に学習していく方が効率的だからです。
主に受け持つ疾患や治療の内容がわかれば、あなたがこれから行く看護実習でも同じような患者さんを受け持つ可能性は少なからずあります。
その為、膨大な事前学習の範囲の中から看護実習中に活用することの多い知識を学習することで、「事前学習で勉強したけど、実習中に使わなかった」ということを減らせます。
なかには具体的なヒントをくれる教員もいますが、指導教員に聞いても「実習要項に書いてあることを全部、学習するように」とか「自分で考えてみて」など塩対応の時がありますので、事前学習のポイントを絞るコツをご紹介します。
コツ①同級生を頼ろう
教員に聞いて塩対応された時に頼れるのは、同じ学年の同級生です。できれば、自分と同じクラスや学部の同級生でかつ、自分がこれからいく実習を先に経験している人から情報収集しましょう。できれば複数人から情報収集するとより、具体的なヒントが得られると思います。
例えば、この記事を読んでくれているあなたが、夏休み明けから循環器の病棟に行くとします。
そのような場合、同級生のなかで先に循環器の病棟で実習をした人・グループから情報収集してみてください。
もちろん、教えてもらったことへのお礼を忘れてはいけませんよ!
コツ②男子学生も狙い目
男性の学生に聞いてみると良いかもしれません。男性は数が少ない為、男子学生の先輩とつながりがある場合が多いです。同級生の中で循環器病棟の実習を経験した人がいない場合は先輩に聞いて見るのもおすすめです。
事前学習が効果的にできれば…
個人的な意見ですが、「事前学習で勉強したことが実習で活用できた」という経験を得られれば、自然と事前学習するようになるのではないかと思っています。
僕自身、学生の頃、事前学習した内容を元に患者さんのアセスメントや看護計画の立案に繋げられた時は勉強してよかったなと思いました。
そのためにも、まずは何を勉強しておいた方が良いかを見極めることから始めてみてください。
事前学習のポイントを解説してみた
それでは今から事前学習を具体的な進め方のポイントを解説していきます。
事前学習する前に、何が分かっていないかを整理しよう
まず、あなたが同級生や先輩、教員から事前学習に対するヒントとして、夏休み明けに行く循環器病棟の実習で、心筋梗塞や心不全の患者さんを受け持つ事が多いことを知りました。心筋梗塞や心不全の学習を進めていくわけですが、そこで意識して欲しいことがあります。
それは、「心筋梗塞の患者と関わると想定した今、何がわかっていないかを理解する」という視点です。
例えば、心筋梗塞の病態や治療内容、心臓の形態機能、心疾患のある患者の看護で注意しないといけないことなど、心筋梗塞のある患者を受け持つ上で理解しないといけない事があります。
自分が心筋梗塞の患者を受け持つ際に、不足している知識を思いつく限り書き出してみてください。
・どんな病気?(病態、リスク因子、頻度など)
・検査方法、治療法は?
・その臓器・器官の形態機能は?
・その疾患に対する一般的な看護とは?
おそらく、書き出した内容は指導者さんから質問されそうな内容だと思います笑
そして、不足している知識に関する内容を教科書や参考書などで調べていきます。
調べた箇所に印をつけるだけでOK
事前学習で調べものをする時に意識して欲しいのが、調べた箇所に付箋やインデックスをつけておく事です。
調べた箇所に付箋やインデックスをつけておけば、実習中に調べたい内容をすぐに見直せます。実習中は何かと時間が足りませんよね。自分が知りたい情報に少しでもたどり着きやすくしておく事で実習中の効率の良い学習につながります。
また、事前学習において必要な視点としては、全ての知識を頭の中に入れなくて良い事です。
時折、指導教員から実習までに幅広い知識を叩き込んで実習にいくように言われる場合がありますが、実際にはほぼ無理です笑。
実習で重要なことは、患者さんを受け持たせてもらいながら、疾患や治療に必要な看護の知識を学ぶことではないでしょうか。
受け持ち患者さんの看護を考える時に事前学習を活用しながら繰り返し学習していけばOK。
簡潔にいうと、実習中はアウトプット中心の学習をしていくので、事前学習はどちらかというとインプット中心の学習で良いわけです。
疾患や治療、形態機能に関する知識はインプットとアウトプットの学習を繰り返し行うことで定着していくと思います。
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まとめ
今回は効果的な事前学習の進め方として、
- 事前学習する前に学習内容を吟味し、自分の分からない点を整理すること
- 付箋やインデックスを活用して復習しやすい状態にしておくこと
をご紹介しました。
効果的な事前学習は実習を有意義にするだけでなく、国家試験対策にもなります。おそらく、やりがいや達成感のある実習中に身に付けた知識は、記憶にも残りやすいと思います。
この記事を読んでくれている皆さんの実習が実りあるものになることを願っています。
読んでくれてありがとうございます!
それでは、また!
看護学生が目の前の実習や勉強に追われて、自分の将来や大切なことと向き合う時間がなくなってしまわないよう、学習の手助けになるようなお役立ち情報を自身のブログにまとめています。ぜひご覧ください!
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