障害者の世界への留学〜私たちが恩田さんの手足に口にそして心となる〜【たまごのつぶやき】

私が、恩田さんの補佐役の方(恩田さんと学生ヘルパー育成プロジェクトを進めている方)が東京からお越しくださり、お話をさせていただいた時のことです。その方は、もともと学生ヘルパーの経験をお持ちの方で、その方にかけていただいた言葉の中で特に印象に残っているものがあります。

それは、
「ヘルパーは利用者さんの命をつなぐ為だけにいるのではないんだよ。身体が自由に動かせない利用者さんの手の代わりになったり、時には口になったり、足になったり…。利用者さんのやりたいことを1番近くで共に叶えていく人なの。」
という言葉です。

たしかに、恩田さんのヘルパーの方々もケアの補助に入るだけではなく、口文字(気管切開によって話すことが難しくなった恩田さんの頷きに合わせて1文字ずつ文字を拾っていく、恩田さんと会話する手段)で恩田さんとコミュニケーションをとったり、恩田さんがお仕事をするための準備をしたり、時には恩田さんと恩田さんのご家族と外出もされています。ALSの進行によって自由に身体を動かすことができなくても、ヘルパーさんの存在によって恩田さんはなんでもできるのです!
さらに、ヘルパーさんは恩田さんの思いを代弁して私に伝えたり、言葉にしなくとも恩田さんの目線のみで意図を汲んだりすることもできます。そしてなりより、恩田さんの実現したいことがヘルパーさんの夢となっています。

恩田さんもおっしゃっていましたが、介助者と患者の関係を超えています。恩田さんと長い時間共に過ごし、恩田さんの家族のこと、仕事のこと、恩田さんの性格、今までの苦労も含めて、恩田さんのことを1番知っているヘルパーさん達だからこそできることだと思います。そんな皆さんの姿から、恩田さんの身体の代わりとなることを超えて恩田さんの心を共有しているように感じました。
皆さんの心の中に小さな恩田さんが住んでいるようなイメージです。恩田さんの心の動きがヘルパーさんの心に響きます。恩田さんの喜びがヘルパーさんの喜びになります。

看護師になると、1人の患者さんと関われる時間が限られます。だからこそ自由に時間を使うことができる学生ヘルパーのメリットを生かし、私は介助者と患者の関係を超えたパートナーのような関係を築くため恩田さんにとことん関わっていきたいと思っています。そして、ヘルパーの視点をもつ看護師を目指したいです。

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