「新卒で訪問看護師の道は不安…。」訪問看護ステーション・トータルケアなら大丈夫!新卒看護師育成プログラムを整え、全力でサポートします

看たまノート・パートナー企業様の株式会社 Le-caldo(埼玉県所沢市/代表取締役・若松冬美)は、新卒看護師が訪問看護の道へ進むことで広がるキャリアを示しています。2022年度卒業生を迎え、現在新卒看護師育成中の訪問看護ステーション「トータルケア」でその展望を伺いました。

会社紹介
 株式会社Le-caldo(リカルド) 

2015年4月設立。埼玉県所沢市を拠点に、3つの訪問看護ステーションと保育園、病児保育などを運営している。訪問看護ステーション「トータルケア」は、在宅医療を必要としている全ての方に24時間365日、質の高い在宅医療と訪問看護サービスの提供を実現している。

今回お話を伺ったのはこの方々! 

若松さん
代表取締役:若松冬美(わかまつ・ふゆみ)さん 

杏林大学医学部附属看護専門学校を卒業後、同大学病院に入職。消化器内科病棟で8年間勤務。在職中、病棟のシフト体系を三交代から二交代にする働き方改革を実現。自身が就業しながら大学→大学院へと進学した経験から、看護師のキャリアアップには就労と学業のバランスが取れるようサポートが必要であると考える。プライベートでは、最近6人目の子供を出産。家庭と仕事を分断せずに、どちらも自分の人生として大切にできる職場を目指している。

松澤さん
人事総務部:松澤裕二(まつざわ・ゆうじ)さん

妻がLe-caldoの訪問看護ステーション「トータルケア」で訪問看護師として働いている縁で入社。近くで見ているからこそ、看護師を取り巻く労働環境に課題を覚え、それは複雑な社会問題であると気付く。看護師を取り巻く労働環境の改善に向け、まずはLe-caldoでの環境整備に取り組んでいる。

目次

若松さんが看護師を目指したきっかけを教えてください。 

若松:医療の道に進むなら、看護師がいいと思っていました。看護師は、医師の診断をもとに、その人の生活やQOLをサポートする存在です。人の一生のなかで大切な場面に立ち 会えるのは看護師だと思い、この仕事を選びました。 

なぜ訪問看護の道を選ばれたのでしょうか?

若松:社会的ニーズはあるのに、圧倒的に訪問看護が足りていないことが分かったからです。
患者さんが自宅に帰りたい、最期の場は自宅がいい、とどんなに望んだとしても、地域に受け皿がなければ叶えることができません。医療は税金で賄われており、国民の合意のもとお金が支払われているからこそ、看護師は地域へ貢献するべきだと考えています。患者さんのためになることをすべきだと思いますし、税金を使っていることを認識し、国が目指す医療の方向性を理解してサービスを運営していくことが必要だと思っています。看護師として地域貢献していく、という考えで訪問看護の道に進みました。

訪問看護ステーションに所属するのではなく、ご自身で立ち上げた理由を教えてください。

若松:繰り返しになりますが、看護師として地域貢献していく、という考えがベースにあります。そのためには看護師が継続して看護を提供していく必要があります。大学院で学ぶ中で、看護師が働き続けるためには「働き方」が課題であるということが見えました。課題解決のためには既存のものとは違う、まったく新しい仕組みが必要だと考え、その実現のために起業しました。
株式会社 Le-caldoは、「三つの看護の力」を理念に掲げています。地域社会のため、看護 師のため、そして未来の日本のための看護の力です。とくに二つ目の「看護師のための看護の力」では、看護師の「働き方ニーズ」に応えることに注力しています。そして、看護師の社会的地位向上を目指して、看護師の技能・専門性を磨くこで高度専門職として成長できる環境を提供しています。企業として、質の良い看護を提供するために、利益を出せるような仕組みを整えています。

具体的にはどのような取り組みをされているのでしょうか?

松澤:Le-caldoは職員に対して「働き方の自由」と「フェアな報酬」を約束しています。看護師は全員、自分の働く時間を自分で決めます。そして、働いたら働いた分だけ、その頑張りの対価は報酬で支払います。この仕組みで職員一人ひとりの生活と人生を尊重しています。

若松:看護師の成長という点では、Le-caldo奨学金制度があげられます。私自身が大学病院で働きながら大学と大学院に進学しましたが、正直大変でした。学業のために休職すれば金銭的に苦しくなるけれど、課題と論文作成に追われる中で仕事を続ければ時間的体力的にきつくなります。看護は実践の場にあるので、専門教育以降は実践を離れずに学門として深めていけることがベストだと思います。しかし、実際のところ、看護師という仕事と学業の両立はとても大変です。この経験から、働きながら進学できるよう奨学金制度を創設しました。この制度を利用して、トータルケアには、埼玉県で初めての「訪問看護ステーションに所属するがん専門看護師」が誕生しました。Le-caldoに就職し看護実践を積みながら大学院進学というキャリアプランを、企業として提示することができます。学びの場から一度遠のくとそこに戻るにはたくさんの努力が必要です。今学びの場にいる学生の皆さんには、働きながら奨学金をもらって進学する、というのは現実的なキャリアプランになると思います。

Le-caldoの仕組みは魅力的です。しかし、学生が卒業してそのまま訪問看護師になるのはハードルが高く感じます。

若松:訪問看護に対して特別意識をもっている人も多いですが、私はそんなことはないと思っています。看護は理論がベースです。小児科や精神科に特別な理論がある訳ではありません。どのような人に対しても理論を用いて看護過程を展開し、看護を提供することに変わりはありません。病院のように診療科で患者さんを振り分けることがないので、様々な疾患と様々なケースに接することができます。経験を積めば、技術はあとからついてきます。本来、看護師はジェネラリストですから、在宅医療はその本領を発揮できる最高のフィールドだと思います。 勇気をもって訪問看護の道を選択したなら、私たちが全力でサポートします。安心して飛び込んできてください。

松澤:当社では新卒看護師育成プログラムを準備しています。今年実際に新卒看護師たちを迎えたことで、プログラムの修正と追加がされ、さらにレベルアップしたものになっています。プリセプターシップの導入に加え、先輩看護師全員で新卒看護師をバックアップし、その成長を助けます。大きな病院の新卒看護師向けのプログラムに負けない、手厚い育成プログラムだと自負しています。訪問看護師になるハードルは、学生さんだけでなく、トータルケアに転職されてくる既卒の看護師さんも皆さん口にします。既卒者には経験に合わせた個別のプランで対応しています。訪問看護師になるハードルを越えて、トータルケアで活躍していただけるよう、私たちが仕組みと環境を整えています。学生の皆さんには運転免許取得支援制度も準備しています。ぜひ一度ご連絡ください。

看たまノートを応援してくださりありがとうございます。看護学生へメッセージをお願いします。

若松:これからの未来を担う学生が前向きじゃないと、看護業界は発展ません。看護学生である皆さんの存在が、影響力とパワーを持っています。看たまノートを通じて、皆さんが、自分の将来像にワクワクした気持ちで思いをはせてくれたらいいなと思っています。

新型感染症の蔓延と、コロナ禍での開催となった東京オリンピックで世界的な注目を浴びたように、看護師はエッセンシャルワーカー(必要不可欠な労働者)です。専門職者として一人ひとりのプロ意識も養っていっていただきたいです。自分のライフワークとして、看護とどのように向き合うのかを、学生のうちに考える機会を持ってもらいたいと思います。そのために、学生のうちはぜひたくさんのことを経験してください。旅行に行くも良し、本を読んだり映画を観るも良し、友人との時間を多くとるのも良いでしょう。片っ端から色々なことをやってみると、今はバラバラに見えるそれぞれの経験が、自分が看護師になったときに何かの助けに必ずなってくれます。お勉強は…単位を落とさず、国家試験に合格できればそれで充分です(笑) 。

松澤:看たまノートはWebメディアで、看護学生が手に取りやすいとこがいいと思います。
トータルケアの看護師には、年収が一千万円を超える人がいます。看護師という職の他に全く違う仕事を持っているダブルワーカーもいます。看護師の働き方にも多様性があることを学生の皆さんにも知ってもらいたいですね。
看たまノートのいう「卒10年後も、“今が一番楽しい”と言える看護師」として皆さんが輝けるよう、私たちがフィールドを整えて待っています!

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